2021年夏、静岡県の伊豆高原で2泊3日の旅行をしました。
緊急事態宣言は発令されていない期間ですが、マスク着用や手洗い・うがいなど感染症対策には十分配慮しました。
伊豆高原を選んだ理由は、私の彼女が幼い頃に伊豆で家族旅行したのを楽しそうに語ってくれたからです。
伊豆高原でおすすめの観光スポット3選
今回の記事では、滞在中に訪れた以下のスポットと旅館を紹介します。
(伊豆観光で訪れた場所)
- 本家鮪屋 伊豆高原本店
- いちごBonBonBERRY 伊豆の国ファクトリー
- 体験型動物園iZoo
伊豆高原で観光をする際は、ぜひ参考にしていただけると幸いです。
本家鮪屋 伊豆高原本店
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最初に紹介するのは、伊豆高原駅から徒歩5分ほどで行ける本家鮪屋です。
駅から徒歩圏内のため電車で訪れた際も行きやすい好立地です。
伊豆高原の観光地やグルメを検索すると上位でヒットすることから、その人気さがうかがえます。鮪を中心に地魚を使用した新鮮な海鮮和食をいただけるお店です。
お昼時は混雑することが予想されたので予約を試みましたが、予約できる最小人数が8人だったので断念しました。
結果的にほとんど並ばずに入店できましたが、店内は多くのお客さんで賑わっていました。

メニューは定食から一品ものまで豊富に取り揃えられており、時期やその日の入荷状況によって変動があります。
私が注文したにぎり大島では、鮪の大トロ、中とろ、赤身、季節のお魚の計8貫と味噌汁などが含まれています。
わさびが丸ごと一本提供され、自分で擦って好きな量でお寿司といただくことができます。
自分でわさびを擦る機会は初めてだったので、貴重な体験ができました。新鮮で質の高いわさびなのでツンとした辛さがありながら鼻に残らず、本来の香りを存分に楽しむことができます。

彼女は赤身いくら丼を注文しました。
鮪の赤身が4切れといくらがたっぷり盛り付けられており、これで2000円はコスパ抜群です。
さっぱりといただける赤身は生臭さを感じず、いくらはプチプチとした食感と醤油を使った味付けが絶品でした。
新鮮な海鮮料理をリーズナブルに美味しくいただくことができました。
InstagramなどSNSで掲載される人気店なので、観光シーズンやお昼時は混雑が予想されます。スケジュールを組む際は十分に時間に余裕を持たせましょう。
いちごBonBonBERRY 伊豆の国factory
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続いて紹介するのはいちごBonBonBERRY 伊豆の国ファクトリーです。
伊豆の国市の道の駅「伊豆のへそ」の隣にある独立した店舗で、建物自体可愛らしい外観をしています。中には記念撮影用のブランコがあり、インスタ映え間違いなしのスポットです。
参照:Googleマップ「いちごBonBonBERRY 伊豆の国ファクトリー」
伊豆高原駅から少し距離が遠く、滞在2日目にレンタカーを利用して行きました。
テイクアウトが可能な商品が多いですが、パフェなど一部メニューは店内でのみ食べることができます。

苺がふんだんに使用されており、一番上には可愛らしいマカロンが添えられたボンボンパフェです。
苺はやや小ぶりですが、クリームが甘いので程よい酸味がアクセントになっていました。
ふわふわのクリームの下にはクッキーや甘酸っぱいジャムなど味に変化があり、最後まで飽きることなく完食できました。

ミルクレープも可愛らしい見た目で、女子受けやインスタ映え間違いなしの一品です。
メインのミルクレープに加えてアイスが添えられ、いちごをベースにしたスイーツを一皿で二つ味わえる点がよかったです。
甘いものや可愛らしいスイーツが好きな女性に特にオススメの場所でした。
店内にはオリジナル商品やお土産がたくさん販売されているので、可愛らしい商品を見ているだけで楽しめます。室内なので天候に左右されないのも旅行中は嬉しいポイントです。
体験型動物園iZoo
資料映像 アミメニシキヘビ 体感型動物園iZoo#アミメニシキヘビ #レティック #特定動物 #ニシキヘビ #iZoo pic.twitter.com/5s7xJdeK2X
— iZoo (体感型動物園イズー) (@iZoo_iZoo_) May 7, 2021
滞在2日目は先ほどのいちごファクトリーに加え、爬虫類を中心に展示している体験型動物園iZooに行きました。
最寄駅である「河津」からやや距離があるため、徒歩での移動は困難です。
当時付き合っていた彼女が獣医学生で動物好きだったので訪れましたが、男女問わず爬虫類が苦手な方にはあまりおすすめできません。
爬虫類に特化した珍しい動物園は訪れる人を選ぶと感じましたが、私たちは非常に満足でした!
「爬虫類の動物園」を謳っているだけあって、園内では数多くのイグアナが展示されていました。
体のサイズが大きい個体、色が綺麗な個体、爪が鋭い個体など同じイグアナでもそれぞれ異なる特徴の個体を観察できました。
園内のワニはほとんどの時間止まっているため、作り物なのではないかと疑っている人もいました。
確かに瞬きもしないでじっとしているのですが、よく観察すると呼吸をする際に喉の部分だけ動いていて、生体であることが見抜けました。
じっくり観察して自分なりの発見をするのも動物園の楽しみ方の一つだと思います。

私が訪れた期間には、体長5mを超える巨大なイリエワニが展示されていました。
日本では考えられませんが、海外で「野生のこんな大きいワニに遭遇したら」と想像すると怖いです。
爬虫類とのふれあいコーナー
参照:体感型動物園iZoo ふれあいコーナー
無料のふれあいコーナーでは小さなヘビやワニに触れることができるのですが、持ち時間が決められていないのか非常に回転率が悪いです。
私たちも途中まで並んでいましたが、あまりの待ち時間に断念しました。
整理券を配る、持ち時間を決めるなどの改善をするとさらによいのではないかと感じました。
巨大ニシキヘビと記念撮影

少し先のコーナーに有料ではありますが、巨大なニシキヘビを首に巻いて写真撮影できるところがありました。
こちらは待ち時間なしですぐに順番が回ってきました。
ヘビの感触はツルツルとしていて想像以上に重さがずっしりとしていました。
非常に大人しいヘビなので、噛み付くことや強い力で巻きつくことはないそうです。
売店で珍しい「ワニ&チップス」

一通り展示を見終わるとお土産を販売しているショップとレストランがあります。
レストランではワニの肉を使用したワニ&チップスが気になったので、注文してみることにしました。
「ワニの肉は鶏肉に近い味がする」と聞きますが、まさにその通りで鶏の唐揚げと言われても分からないほどでした。独特の硬さや臭みは一切ありませんでした。
フライとポテトが両方とも揚げ物なので、油物を多く摂取すると胃もたれしてしまう方は注意が必要です。
約1万匹が放飼い「ゴキブリの楽園」
参照:【360VR】iZooゴキブリ1万匹の空間
約1万匹のゴキブリを仕切り板なしで展示しているゴキブリの楽園はトラウマ級でした。
放飼いにされたゴキブリたちが壁や木の幹にびっしりと密集していて、楽園というよりはむしろ地獄絵図でした。
虫が苦手な方や心臓の弱い方には向かないかもしれません。
八幡野温泉郷 杜の湯 きらの里
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本記事のメインとなる旅館、八幡野温泉郷 杜の湯 きらの里の紹介です。
(株)共立メンテナンスという会社が運営するリゾート施設の一つで、伊豆の他にも北海道から沖縄まで各観光地で事業を展開しています。
「きらの里」では6,600坪もある広大な敷地内に日本の里山風景が再現され、小さな村に滞在している感覚を味わえます。
従業員の方は「村人」と呼ばれていて、どの方も非常に優しく一緒に生活しているような雰囲気を演出してくれます。
伊豆高原駅から無料のシャトルバスが出ており、移動時間は約10分ほどです。
徒歩15~20分ほどでも行けますが登り坂が多いため、スーツケースなど大きな荷物を持っている場合はシャトルバスを利用しましょう。
帳場(フロント)でチェックインの手続を済ませ、館内着である作務衣を受け取ります。
女性は数種類の浴衣を無料でレンタルできるので、興味がある方は帳場で着用したい旨を伝えましょう。
私は楽天トラベル経由で「客室露天風呂付きのプラン」に申し込みました。
客室露天風呂付きの「離れ竹ぶえ」

私たちが宿泊したのは離れ竹ぶえという施設で、敷地の一番奥に立地しています。
日本の古民家のような佇まいで、周りには田んぼや竹藪などの豊かな緑が広がっていています。

お部屋には広い居室の他に、木漏れ日が差し込む風情のある窓際の廊下、寝室、洗面所、露天風呂が付いています。
特に窓から差し込む木漏れ日が障子に反射する風景を趣を感じ、心を和ませてくれました。

二階の居室には高さのある天井に窓があり、日中は電気を点けなくても非常に明るく過ごしやすかったです。

寝室は居室と別部屋になっていました。
空調が居室と寝室の両方にあるので室温調整がしやすく、季節を問わず快適な睡眠を取ることができます。
敷布団ながら厚みがあり、ふんわりとした寝心地は最高でした。
開放的な大浴場と貸切露天風呂
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温泉施設は大浴場と三つの貸切露天風呂があり、後者はは空いていればいつでも自由に入浴することができます。
大浴場には室内に内風呂、寝風呂、かけ流し温泉があり、屋外には釜風呂と露天風呂があります。
私は特に檜で作られた露天風呂がお気に入りで、一通り入った後は長時間ここに浸かっていました。
温泉に浸りながら緑を眺めたり、蝉の鳴き声を聞きながら過ごす時間は格別です。

お風呂上がりは無料で瓶入りのコーヒー牛乳が飲めます。
朝は牛乳またはコーヒー牛乳、夜はヤクルトのような乳酸菌飲料が冷蔵庫に冷えています。
季節替わりの会席料理
夕食は溶岩焼きか海鮮しゃぶしゃぶから選ぶことができます。
一日目はお昼に海鮮丼を食べたので「溶岩焼き」、二日目は「海鮮しゃぶしゃぶ」を選択しました。
「溶岩焼き」「海鮮しゃぶしゃぶ」どちらも非常に美味しかったので、連泊する際は両方のコースを試してみることをおすすめします。
一日目「溶岩焼き」

内容は前菜、先椀、お造り、主菜の後にメインとなるお肉の溶岩焼きです。
右側が季節のお野菜で、左側が牛ロース・カルビ、鶏、豚ロース、鹿肉のソーセージです。
溶岩の上でこれらを焼いた後は小鉢、塩鮭茶漬け、季の物、留椀、水菓子(デザート)と続きます。
たくさんの料理が運ばれてきますが一つ一つは少なく、全体を通してちょうどお腹いっぱいになる量でした。
このような美味しい料理を堪能していると「日本に生まれてよかった」という気持ちにさせてくれます。
二日目「海鮮しゃぶしゃぶ」

メイン以外の前菜や先椀のメニュー内容も前日の「溶岩焼き」と異なり、連泊しても料理に飽きない工夫が施されています。
メインの「海鮮しゃぶしゃぶ」では金目鯛、稚鰤、ヤリイカ、蛸とおかひじきや地元のきのこなど珍しい野菜が寄せられています。

最後は海鮮しゃぶしゃぶで使用した出汁にごはん、溶き卵を入れて雑炊にしていただきます。
お造りで使用した残りのわさびを加えることによって、わさび雑炊として食べるのがおすすめと説明を受けました。
小腹が空いたら無料の「夜鳴きそば」

お腹が膨れても人間不思議なもので、温泉に入ったり時間が経つと夜中にはお腹が空いてしまいます。
そんなときは夜鳴きそばを食べに行きましょう。帳場の隣の場所で22時~23時の間、無料で提供されています。
22時少し前に行って並んでいたので一番に整理券をもらうことができました。
開店から15分くらい経過すると混雑してきます。「夜鳴きそば」を確実に食べたい方は少し早めか22時には並んでいるようにしましょう。
優しい醤油味で、メンマや厚切りのチャーシューなど具材がたくさん入っており、とても無料とは思えないクオリティーでした。
あまり量も多くないのでお子さんや女性の方でも無理をしないで残さずに食べきれる量だと感じました。
和食、洋食から選べる朝食
朝食は和食、洋食から選ぶことができます。
夕食は複数人で宿泊する場合、用意されている席の関係でメニューは統一する必要がありますが、朝食はそれぞれ別のメニューを選択することも可能です。
一日目は二人とも和食を選択しました。

魚の焼き物、お味噌汁、漬物などいかにも日本の朝食という印象です。
納豆と塩辛がおかわり自由で付いてきます。
3日目の朝食は検証を兼ねて和食と洋食の一つずつを選択しました。

プレートの他に、クロワッサンやバターロールなど小さめのパンが4つ付いています。
アボカドとわさびの和物、乾燥させたゴボウのスライスなど、洋食でありながら和を感じられる要素がありました。

もう一方の和食は前日と同じメニューだと思っていましたが、予想に反して前日とは異なる内容でした。
連泊する人を飽きさせないための工夫が感じられました。
魚はアジと珍しい太刀魚が使用されていました。その他も前日とはガラッと内容が変わっていて、特に温泉玉子は旅館らしさを感じられる一品です。
「きらの里」で二泊三日してみた感想
二泊三日の滞在を一瞬に感じ、温泉、お部屋、食事どれをとっても大満足な旅館でした。
お風呂上がりの飲み物、夜鳴きそばなど無料のサービスも充実していて、楽しめる要素がたくさんありました。
季節的にカブトムシやクワガタを探しているお子さんの姿が見かけられました。夏休みの思い出にぴったりだと思います。
スタッフの対応もとても親切・丁寧で、私たちが快適に過ごすために働いてくださっている方々に感謝です。
伊豆高原はこんな方におすすめ!
伊豆高原は次のような方におすすめできる観光地だと感じました。
(伊豆高原をおすすめできる人)
- 都会の喧騒を忘れて過ごしたい
- 美味しい和食を堪能したい
- 旅館や温泉で日々の疲れを癒したい
伊豆高原駅周辺に観光スポットはありますが、車がない方はレンタカーを借りた方が行動範囲が広がるので便利です。
伊豆アニマルキングダム、伊豆シャボテン動物公園、伊豆ティディベア・ミュージアム、大室山、城ヶ崎海岸など有名な観光スポットがたくさんあるので、数日の滞在ではもったいないような気がします。
参照:【伊豆旅行】一番人気な伊豆高原の楽しみ方がわかる!【 大室山 / 城ヶ崎海岸 / アニマルキングダム / シャボテン動物公園 / iZoo / 河津桜祭り / 観光 / ファミリー / 温泉 】
どこに行けばいいか迷ってしまうかと思いますが、YouTubeを視聴するとその場所の魅力が動画で分かるため、ぜひ活用しましょう。