MRの新型コロナ闘病体験記|辛かった症状やPCR検査の受け方、休養中の問合せ対応や勤怠の扱いについて

2023年中旬、私は新型コロナに罹患しました。

私が住んでいる札幌市では感染者が増加している時期で、感染対策は徹底していたにも関わらず発症してしまいました。

今回の記事では、コロナ感染後の仕事対応や生活について紹介していきます。

 

本記事は、2023年1月26日に更新されています。

発症から確定診断に至るまでの経緯

本章では、新型コロナに感染したと思われる原因や症状、PCR検査で陽性と診断されるまでの経緯を説明していきます。

初期症状とその後の体調変化

新型コロナの初期症状として疑われるのは、以下のものがあります。

(新型コロナの主な初期症状)

  1. 鼻汁(鼻水)
  2. 喉の痛み
  3. せき
  4. 倦怠感
  5. 発熱

最初に違和感を覚えたのは、の軽い痛みでした。

数日前に医療機関で説明会を実施しており、その練習のために声帯を酷使しすぎたのが原因ではないかと考え、この段階では感染を疑いませんでした。

 

スライドを声に出して何度も練習していたよ。

仕事が終わり、帰宅するとが出るようになりました。

就寝後、異常な量の汗をかいており一度目が覚めました。このとき体温は測っていませんが、おそらく38℃近くあったのではないかと思います。

翌日も倦怠感が続き、一日中寝込んで過ごしました。

「発熱外来」対応可能な医療機関を探す

週が明けても症状が改善されず、起床時に体温を測ると37.5℃でした。

喉の痛みや軽い咳が続いていたため、上司に相談して仕事は休み、医療機関でPCR検査を受けることにしました。

発熱外来を受け入れている家から最も近い医療機関を同期に調べてもらい、その日の13時に予約を取ることができました。

 
札幌朗愛会病院の発熱外来を予約したよ。
発熱外来を行なっている医療機関は、発熱外来マップで調べることができます。

かかりつけ患者以外も受け入れている医療機関とそうでないところがあるので、予約を試みる際は事前に確認してから電話をしましょう。

受診とPCR検査の実施

予約した時間に病院で受付を済ませ、発熱外来専用の待合室に案内されました。

一般の患者さんとは離れた個室で、担当の看護師さんが検査の流れと陽性だった場合の対応について案内してくれました。

(実際に使用したリーフレット)

PCR検査は唾液を自身で採取するタイプのものでした。

インフルエンザのように綿棒で鼻粘液を採取するのに抵抗があったため、負担の少ない検査方法で安心しました。

参照:無症状でも…唾液使ったPCR検査など開始

医師による診察は、感染拡大防止の観点から電話予約時の問診と電話で行われました。

私の場合、喉の痛みが辛かったので解熱鎮痛剤と胃粘膜を保護するお薬を処方していただきました。

 
コロナに直接作用する治療薬は現在のところ存在しないよ。

薬の受け渡しから会計に至るまで、すべて用意された個室で完結しました。

初診の医療機関だったこともあり、会計は¥3,350と安くはない金額になってしまいました。

検査結果が電話で伝えられる

数時間後、病院の医師から検査結果が電話で伝えられました。

結果は陽性でした。

 
早ければ当日中に結果が伝えられるよ。
療養期間や生活支援物資に関することはリーフレットに書いてあります。
医師からは、保健所には特に報告の義務がないこと、体調が長期にわたって回復しない場合は連絡することを伝えられ、病院での対応は終了しました。
 
何の病気かわかって安心したよ。
感染経路と発症時期が不明確ではありましたが、不幸中の幸いにも濃厚接触者に該当する人はいませんでした。
 

コロナ陽性の判明後、会社の対応と自宅での過ごし方

病院でPCR検査を受けた結果、陽性であったことをすぐに上司に伝えました。

本章では、会社での対応とその後の過ごし方について紹介していきます。

勤怠上、「特別休暇」扱いになる

新型コロナに感染した場合、一般的には休業手当は支給されないことが労働基準法の解釈から導かれます。

新型コロナウイルスに感染しており、都道府県知事が行う就業制限により労働者が休業する場合は、一般的には「使用者の責に帰すべき事由による休業」に該当しないと考えられますので、休業手当は支払われません。 なお、被用者保険に加入されている方であれば、要件を満たせば、各保険者から傷病手当金が支給されます。 

(厚生労働省:新型コロナウイルスに関するQ&A

私が所属する会社では、勤怠の管理は支店長の裁量に委ねられています。

私の場合、自宅療養中の勤怠は特別休暇の扱いとなり、給料は通常出勤と変わりません。

 
給料が減額されることはないよ。
自宅療養期間中、二日間はTeamsを用いた研修に参加したため、上長の了承を得た上で両日とも「通常出勤」の区分で勤怠を申請しました。

体調が優れなければ欠席する予定でしたが、オンライン上ではありますが同期と久しぶりに顔を合わせられる機会だったので、無理をしない範囲で参加させていただきました。

自宅で対応可能な業務を行う

自宅療養期間中、私は以下の業務を自宅で行なって過ごしていました。

(自宅で行なっていた業務)

  1. MSさんからの電話対応
  2. メールや社内掲示板の確認
  3. 日報・週報などの内勤業務

業務のうち約8割がMSさんからの電話対応でした。

製品の供給状況、緊急出荷の依頼、次回の出荷時期確認など、パソコンさえあれば対応できることに関してはすべて対応していました。

 
データを調べれば分かることがほとんどだったよ。
ただ、チームリーダーからは無理せず他のメンバーに転送してもいいと言っていただいていました。
あくまでも私が体調と相談しながら個人の判断で対応していただけなので、強制的に仕事をしていたわけではありません。
 
体調が悪いときはしっかり休もう!
以前、Twitterで「有休中に電話を取るか」についてアンケートを実施しました。

対応は人それぞれですが、ドクターや薬剤師から直接電話が掛かってきた場合のみ対応しているという声が多く聞かれました。
慣れてきたら連絡先や電話番号から緊急度を判断している方が大半なようです。
 
協力していただいた皆様ありがとう〜

転職活動やブログの執筆を行う

暇な時間は転職活動ブログの執筆に充てていました。

書類審査で使用する履歴書・職務経歴書の作成をし、転職エージェントの方に必要な情報をメールで送りました。

また、ブログ以外にも映画鑑賞や部屋の掃除をして過ごしました。

 
疲れたときは横になって休んでいたよ。
自宅でできる業務内容には限界があるので、体調が安定していて特にやることがなければ、時間を有効活用するとよいでしょう。
仕事と両立して転職活動をするのは難しいので、特別休暇を利用して準備が捗りました。
 
エントリー解禁前だから助かったよ〜

生活支援物資の申請方法と内容

生活支援物資とは自宅療養セットの提供、パルスオキシメーターの貸与のことを指します。

参照:「受診は全然できない」自宅療養中の男性語る 家庭での隔離生活…食料などの備えを

自宅療養セットの中には、日々の生活に必要不可欠な食料品や日用品が含まれます。

 
内容物は自治体によって異なるよ。

本章では、札幌市を一例として申請方法や実際の内容を紹介していきます。

申請方法と必要な書類等

生活支援物資の申請に必要な書類は以下の通りです。

(申請に必要な書類等)

  1. 医療機関から送信された結果連絡メール
  2. 保健所で検査した結果の連絡メール
  3. 医療機関で配布されたリーフレット

私は病院でPCR検査を受けたため、③のリーフレットを撮影して申請しました。

氏名をフルネームで記入し、検査結果の欄には「陽性」にチェックを入れる必要があります。

 
受診医療機関名の記入もあるよ。

 

記載事項が完了したら、スマート申請のページから申請を行うことができます。

手続き自体は5分掛からずに終わるので、給付の対象となる方は積極的に活用しましょう。

生活支援物資のセット内容(札幌市)

2023年1月現在雨、札幌市で支給されている生活支援物資を紹介します。

(札幌市の生活支援物資)

私の場合、オンライン申請を行なってから3日後に生活支援物資が到着しました。

受け取り方法は、担当者の方が玄関先まで届けてくれ、インターホンでの対応後に非対面形式での受け取りでした。

 
大きな段ボール一箱分の物資が届いたよ。
自治体によって支給される物が異なりますが、札幌市では以下のものがいただけました。
(生活支援物資の内容物)
(内容物の内訳詳細)
  1. レトルトごはん、おかゆ
  2. 親子丼の具
  3. 簡易味噌汁、春雨スープ
  4. カップラーメン、カレーメシ
  5. ビタミンゼリー、フルーツ入りゼリー
  6. 野菜ジュース
  7. OS-1
  8. 缶詰、ソーセージ、ゆかり
  9. のど飴、クッキー
  10. 消毒液、ティッシュ
料理をせずに食べられるものが多く、体調が悪いときには重宝できるものばかりです。
無料でこれだけの物資がいただけるので、非常にありがたかったです。

総括(新型コロナに感染して)

新型コロナに感染して、症状は風邪と大差なくそこまで辛い印象はありませんでした。

喉の痛みは持続しましたが、過去に扁桃炎を経験していたのでそれに比べればかなりラクでした。

症状は個人差があるので、基礎疾患や喘息がある方、小さなお子さんや高齢者は特に注意しましょう。

 
重症化すると肺炎の危険性があるよ。
体調を崩した際にいつも痛感しているのが、大切なのは健康第一ということです。

闘病生活は辛く、仕事を休まねばならず、誰かと遊ぶこともできず退屈です。

日々の生活を充実させるために健康に気を配り、元気に楽しく過ごしてきましょう。

 
最後まで読んでくれてありがとう!