新卒MR、激動の一年間を振り返って|度重なる引越し、配属による同期との別れ、MR認定試験と現場活動の両立について

皆さん、明けましておめでとうございます!

早いもので、2022年4月に就職してから約半年が経過しました。

本記事では、新卒MRとして就職してからの期間を振り返りながら、どのようなことがあったのかを紹介していきます。

 
この記事は、2023年1月1日に更新されています。

入社式で代表として謝辞を読む

内々定が決定した後、人事の方から電話で謝辞を読んでくれないかという依頼が私のところへ来ました。

断る理由もなく、むしろ良い機会だと捉えて私は二つ返事で承諾しました。

 
誇らしさと責任を感じたよ。
人事の方と相談しながら原稿を書き、当日は社長をはじめとして役員の方々、新入社員40人ほどがいる前で読み上げました。
直前までは緊張するかと思いきや、社長を目の前にしても練習の成果あってか堂々と読み進めることができました。
個人的には、成功体験になったのではないかと感じています。
 
謝辞に関する詳しい記事はこちら
新入社員の中で一人しかできない貴重な体験をでき、多くの人の協力で新社会人として良いスタートを切ることができました。
 

同期との出会い

私が就活をした時期は、新型コロナの影響で面接から内定式までリモートが中心でした。

最終面接だけ対面の形式で実施される企業がほとんどで、会場までの移動がない点は便利で助かりました。

参照:【新卒 / 中途】オンライン面接・説明会準備 / 見落としがちな10のポイント【Zoom】

同期と対面で顔を合わせるのは入社式前日のリハーサルが初めてでした。

リハーサル直後、担当者の方からMR職該当者だけ呼び出され、そこで正確に同じ職種の人が何人いるのかを把握しました。

 
MR職は男女4人ずつで8人だったよ。

本社研修

7月末に配属先が決定されるまでの期間、本社で研修を受けました。

研修内容は大きく分けると次の3つから構成されていました。

 
それぞれについて簡単に紹介するよ。

MR認定試験に向けた研修を受ける

本社では、1月に実施されるMR認定試験に向けた対策がメインです。

私が所属していた企業では、1日に1章のペースでテキスト学習を行い、その日の最後に確認テストが実施されます。

不合格の場合は追加でレポートを提出しなければならないため、同期の皆も午後の眠気と闘いながら必死に勉強していました。

 

筆者だけ最初のテストで不合格になった記憶があるよ…

私の場合、平日は家に帰ってから余裕があればテキストを軽く予習し、土日は近くのスタバに通って復習を行なっていました。

(スタバでの勉強風景)

一日中家にいるのが苦手なので、外で勉強することによって気分転換を図りました。

今になって振り返ると、勉強ばかりせずに同期と遊んだり、彼女にもっと会いに行くべきだったと思います。

 
MR認定試験対策の記事はこちら

製品説明会のプレゼンテーション練習を行う

MRの重要なスキルとして、製品説明のプレゼンテーションがあります。

医薬品の場合、厚生労働省によって厳格なガイドラインが規定されているので、承認外情報の提供や他社製品との比較など留意しなければならない点が多々あります。

参照:説明会でプレゼンが劇的に上手くなる方法

まずは製品の特徴や作用機序を覚え、土台を固めた上で相手に伝えて「行動」してもらう必要があります。

慣れないプレゼンで緊張しながら相手の関心を惹きつけるのは至難の業です。失敗しながら経験を積んでいくしかありません。

 

何枚もあるスライドを暗記するだけでも大変だよ…

同期と一言一句確認しながらスライドを暗記し、人前で発表する際は自宅でもぬいぐるみを先生に見立てて練習していた記憶があります。

それでも、実際にプレゼンを行う際は毎回緊張していました。

 

工場の見学・各工程の説明を受ける

本社研修のうち約3日間ほど、工場で製品の製造過程を見学する機会がありました。

研修中は製品が完成するまでの工程に関する説明を受けたり、溶出試験の一部を体験させていただきました。

出典:溶出試験装置(日本薬局方第一法 & 第二法)AT-Xtend|SOTAX

現場活動を始めてから実感が強まりましたが、営業と生産本部の情報伝達がうまくいっておらず、各々の部署が独立して連携できていないのが会社の課題であると思いました。

仕方ないの一言で片付けず、交流の機会などを設けて改善が図られるべきだと思います。

 

同じ会社で働く以上、お互いのことは知るべきだよね。

配属先の決定と引越し準備など

私が所属する会社では、7月末に配属先が告げられ、翌月から新しい支店に転勤するという流れでした。

本章では、引越しの準備から同期と過ごした最後の日までを振り返ります。

引越し準備

配属先が決まってからは、引越しの準備として賃貸やインフラの解約、引越し業者の見積もりなどやるべきことが山積していました。

休憩時間にスケジュール帳を持って電話を掛け続ける日々で、落ち着いて休めませんでした。

 
引越し業者も繁忙期で探すのが大変だったよ。
家では少しずつ荷物を段ボールに詰め、直前に焦らないで済むように準備を進めました。
住民票の手続きは忘れがちなので、面倒ですが早めに行いましょう。

同期の中に古着が趣味な人がおり、引越し前日の夜になっても服が散乱していて片付けが大変そうなのを横目に眺めていたのもいい思い出です。

約2年間付き合っていた彼女と別れる

私が4月に就職してから、大学時代から付き合っていた彼女とは遠距離恋愛になってしまいました。

引っ越してしばらくは新しい生活に慣れないこと、移動時間が長いのを言い訳に東京まで会いに行けませんでした。

会いたいときに会いえないのが遠距離恋愛の辛いところだと思います。

寂しがり屋の彼女だったので、土日など時間を見つけてもっと会いに行くべきだったと後悔しています。

 
勉強が不安なのもあって足を運べなかったんだ…
別れた直後は食事が喉を通らず、勉強も全く身に入りませんでした。
しかし、このままではいけないと思い、特に休日は家に引き籠らないようにして気分転換を積極的に行いました。

長く付き合っていたので悲しみも大きかったですが、彼女に対する感謝の気持ちは今でも忘れていません。

 
彼女のおかげで素晴らしい体験がたくさんできたよ。

同期と最後の晩餐

引越し前の最後の晩、同じ棟に住んでいる同期3人で集まってピザを食べました。

引越しの準備が終わっていなかったのであまりゆっくりはできませんでしたが、皆で食卓を囲んで美味しくピザをいただきました。

それ以外にも、仕事帰りや休日は次のようなことをして遊んでいました。

(同期と遊んで楽しかった主なこと)

  1. 海岸でバーベキュー
  2. 河川敷での花火
  3. 飲み会から翌朝までカラオケ
  4. 地元の温泉・サウナに行く

特に印象に残っているのが、綺麗な海を眺めながらのバーベキューです。

海水浴もできる「浜黒崎キャンプ場」という場所を予約し、各自で具材を持ち寄って楽しみました。

(浜黒崎キャンプ場の風景)

華金には仕事終わりに飲んだり、家に荷物を置いて河原でキャッチボールをして温泉に行ったり、短い期間でしたが仲を深めることができました。

 
次に全員で集まれるときが楽しみだよ〜

配属先で新しい生活を始める

配属先を告げられてから約2週間で引越しを済ませ、各地で新しい生活をスタートしました。

私は札幌配属となりました。

(大通から見たテレビ塔)

同期の多くが実家に帰りづらくなることを懸念して札幌を希望していませんでしたが、私は正直どこでもいいと思っていたのでショックは受けませんでした。

 

実際、帰省するときの移動は大変だったよ…

札幌ではバレーサークルや弓道教室に通い、すぐに友だちもできました。

先輩や上司も非常に優しい方々で、特に大きな不安なく順調に新しい環境で生活を始めることができました。

バレー繋がりでできた友だちとは、クリスマスに男3人で定山渓温泉へ出掛けました。

(積雪した定山渓)

約半年経った現在は環境に適応し、友だちも増えて楽しく生活することができています。

今年も美味しいご飯を食べたり、未踏の地に足を運んで一緒に過ごしたいです。

 
配属先での友だちの作り方のヒントはこちら

各支店でのMR認定試験対策

配属されてから10月の正式にチーム所属となるまでの期間は、MR認定試験に向けた対策が中心でした。

支店によって進捗や取り組み方が様々で、一日中勉強する支店があれば、週3〜4の頻度で現場動向の予定が組まれる支店もあるなど、そのあたりは各支店長の権限で決定されました。

私は支店での勉強時間を多くいただけたので、秋の段階では進捗に対して焦りを感じることはありませんでした。

 
恵まれた環境で勉強させてもらえたよ。
支店で勉強していることに由来する安心感からか、模試の点数が高いわけでもないのに試験直前まではバレーと弓道に打ち込んでいました。
2週間前頃になるとようやく緊張感を感じ、課外活動を控えて土日も勉強メインの生活に切り替えました。
 

もっと早くから少しずつ取り組むべきだったかも…

引継ぎと現場活動の両立

10月になると担当エリアが正式に決定され、同時に現場活動がスタートしました。

これも支店によってやり方は統一されていませんが、私の場合は2週間ほど先輩社員に同行して、業務の流れを学ばせていただきました。

 
大きな病院への同行は緊張したな〜
先輩とは車での移動中に業務以外の雑談をしたり、美味しいお昼をご馳走になったりと、学ぶことが多いながらも楽しく充実した時間を過ごすことができました。
(ファミリーすしガーデンハウス)
この期間での経験が、現在の私のMR活動にも活かされていると感じています。
 
現場同行に関する記事はこちら
しかし、今まで支店で勉強していた時間がなくなるため、両立が一気に難しくなりました。
私は家で勉強する習慣がなかったので、まとまった時間学習するのは土日のみとなり、模試での点数は横ばいの状態が続きました。
このままでは良くないと感じ、外勤を早めに切り上げてスタバで試験対策を行い、点数を維持することができました。
 
工夫次第で時間を自由に使えるのが外勤の強みだね。

MR認定試験の受験

12月11日(日)、入社以来最大の山場となるMR認定試験を受験しました。

東京会場で受験する同期3人で集まり、同じホテルに宿泊して決起集会を行いました。

 
問題を出し合ったり最終確認をしたよ。
私は大学時代に資格試験を多く受験していたため、当日もあまり緊張することなく落ち着いて臨めました。

直前で焦っても意味はないので、体調・時間管理を徹底して準備することが最も大切だと思います。

試験の手応えとして、記事を書いている現在は正式な結果は分かりませんが、自己採点からもおそらく合格できているのではないかと思います。

 
試験当日に関する記事はこちら

一年を振り返って全体の感想

4月に現在の会社に就職してからというもの、2回の引越しを経験し、初めて現場の先生方とお話をするなど、激動の一年だったと感じます。

同期や配属先で新しい友だちが多くでき、人脈を広げることもできました。

 
社会人になって、人脈の大切さを痛感したよ。
大きな目標であったMR認定試験を無事に受験し終えたので、2023年はTOEICに再び挑戦したいと考えています。
学生時代は最高715点を取得しましたが、現在は感覚が鈍ってしまったので、少しずつ取り組んでいく予定です。
 
常に勉強し続けて市場価値を高めたいと思っているよ。
昨年はよく考えないで行動して後悔してしまった経験も多いため、行動力は大切にしつつ、ときには慎重に検討する姿勢も大切にして生活していきたいと思います。
 
最後まで読んでくれてありがとう。