製薬会社MRは全国転勤を前提とした職種です。
私もその条件を受け入れた上での入社でしたが、配属されてみると考え方が大きく変わりました。
初配属地は北海道に決定
東京来てみて初めて知ったけど、新卒で東京配属、そこからずっと東京勤務のMRや所長って意外にもたくさんいる。そういう人らは23区外ですら田舎呼ばわりしてて、自分たちがまさか本当の田舎に配属されるなんて思ってなくて、私はそれを聞くたび、あいつらにガチで殴りかかるのを必死で抑えてるんだ…
— 僻地たん (@yurufuwaMR) October 7, 2024
北海道配属のメリット・デメリット
この章では、北海道に配属されて感じたメリットとデメリットについて紹介します。
北海道配属のメリット
北海道(札幌圏内)で働いていて感じたメリットについて紹介します。
広大な土地でドライブできる
地図で見ていただければ一目瞭然ですが、北海道は面積が非常に広いです。
担当エリアにもよりますが、広大な土地を颯爽とドライブすることができます。
札幌市を少し離れると、信号のない一本道がどこまでも続いているような場所が多かったです。
初夏は新緑、秋は紅葉がきれいなので、得意先へ移動している道中に観光気分を楽しめます。
無料の駐車場が多い
都会MRの悩みの種に、駐車場を探すのが大変なことが挙げられると思います。
北海道では、中央区を除けば無料の駐車場が併設されている病院、薬局が多いです。
駐車場の領収書が溜まっていて。あーー経費精算やらねば。
— ふてぐみん (@hutegmin) September 26, 2020
もちろん有料駐車場を利用した場合は経費生産が可能ですが、現金しか使用できない場所では建替えが必要です。
私は普段からあまり現金を持っていないので、これだけのためにATMでお金を降ろしたことがありました。
医療関係の施設に限らず、コンビニや飲食店にも無料駐車場があるのはプライベートでも有難いです。
美味しいグルメがたくさんある
北海道には美味しいグルメがたくさんあります。
観光地に行かなくても、札幌市内に住んでいれば生活圏に人気の店が数多く並んでいます。
この投稿をInstagramで見る
北海道配属のデメリット
北海道(札幌圏内)で働いていて感じたデメリットについて紹介します。
雪道の運転が疲れる
雪国MRが避けて通れないのが、雪道での運転です。
私自身、積雪量が少ない地域で過ごした期間が長いので最初はかなり抵抗がありました。
出典:1年目記者が雪道を走る アイスバーンに巨大な雪山 北海道の冬は危険がいっぱい プロが教える冬の運転テクニック
物理的な移動にお金が掛かる
北海道では、他の地域に行く際は必ずと言っていいほど飛行機での移動が必須です。
移動よりが長くて大変だったので、群馬県の実家には2年近く帰省していませんでした。
冬季の外出が面倒に感じる
車を使う場合に雪道運転をしなければなりませんが、積雪期間は徒歩での移動も大変です。
路面が凍結して滑りやすいため、当然普段よりゆっくりと進まなければなりません。
よくスケートリンクに例えられているよ
凍結していた雪が溶け始めると、シャーベット状になります。
地面がぬかるんで歩きにくいだけでなく、靴や衣服が汚れやすいのでその点も注意が必要です。
全国転勤否定派としての意見
この章では、私が実際に転勤族となって感じたことをお伝えさせていただきます。
あくまで個人的な経験に基づく一意見として読んでいただければと思います。
転勤の心配をしながら働かなければならない
私がMRを辞めようと思った一番の理由が転勤です。
短いスパンで異動となる方が多くいるのを知って、自分自身の問題として捉えるようになりました。
仲良い他社MRが転勤悲しみ🥲
栄転だけど、単身赴任どんまい
送別会しなきゃ明日は我が身
転勤コワイ— ぱんだ 💊 (@kuxopan) October 24, 2024
人間関係を一から構築し直す必要がある
人間の三大ストレスである、お金、健康、人間関係。
これを最小化できれば良いんだけど、現代社会は罠だらけで、何も考えずに生きていると全部がひたすら増幅していく仕組みになってるんだな。
既存のシステムを常に疑いを持ちつついかないといけないな。— イノっち (@inoking77) July 26, 2024
世界的に見て〈全国転勤〉は稀な制度である
【まとめ】転勤が嫌な人にMR職は向いていない
結論として、転勤が嫌な人にMR職は向いていません。
日当や家賃手当など高待遇な職種ではありますが、今後何十年と考えた際に続けるのは難しいでしょう。
何を優先するかは人それぞれですが、私の場合は〈居住地〉が大きな転職の要因の一つでした。
もちろん待遇面は就職する上で大切ですが、それ以外のところもきちんと検討した上で業界・会社選びをしましょう。