【学生・社会人共通】公務員試験の勉強でやってはいけないこと5選|無駄を省いて効率的な学習スタイルを確立しよう

この記事を読んでいただいている方は、おそらく公務員試験の受験を考えていらっしゃと思います。

私は製薬会社MRとして働きながら、複数の公務員試験に合格できました。

 
仕事は辞めずにずっと続けていたよ
身近に公務員の人がいなかったため、何も情報がないとことからのスタートでした。
予備校選びなどは別の記事に任せるとして、今回は公務員試験の勉強でやってしまいがちで実は無駄だったと思うものを紹介します。
反面教師として活用し、皆さんの勉強に少しでも役立てていただければと思います。

公務員試験の勉強でやっていはいけないこと5選

さっそく、この章から具体的な内容を見ていきましょう。

私が考える公務員試験の勉強でやっていはいけないことは、以下の5つです。

(公務員試験の勉強でやっていはいけないこと)

  1. 講義を受けたままで復習しない
  2. 数的処理を後回しにする
  3. すべての科目を完璧にしようとする
  4. 複数の教材に着手する
  5. まとめノートをきれいに取る

講義を受けたままで復習しない

講義を受講することによって、一時的にテキストの内容を理解したような気になります。

しかし、本当に知識を定着させるためには復習が必要です。

                  出典:エビングハウスの忘却曲線と記憶の節約率(デザイン:吉田咲雪)

忘却曲線のデータから分かるように、復習しなかった場合は時間が経過すると知識は抜け落ちてしまいます。

せっかく数時間の講義を受けても、効果的な学習効果は得られません。

 
すぐに忘れちゃったらもったいないね

具体的な復習方法としては、テキストを見直す、問題を数問解くだけでもいいと思います。

覚えたことはその日中にアウトプットすることを習慣化しましょう。

数的処理を後回しにする

数的処理に苦手意識を持つ方は多いと思います。

ただ、数的処理はどの機関・自治体においても配点比率が高い傾向にあるので捨て科目にはできません。

 
数的処理の攻略なくして合格は難しい…
私自身、最初は苦手意識があったので後回しにしたい気持ちは分かりますが、他の受験生と差がついてしまう科目の代表格です。
テキストを何度も見直したり、最初は解説を見ながら問題を解いて、徐々にパターンを把握していきましょう。
自治体によっては、過去問の数字を入れ替えただけの焼き直し問題が出題されています。
 
過去問を解くと気付けるようになるよ!

すべての科目を完璧にしようとする

完璧主義の方が陥ってしまいがちなのが、すべての科目を完璧に理解しようとすることです。

公務員試験は科目数が多く、限られた時間の中ですべてを完璧にするのはほぼ不可能です。

 

特に時間のない社会人の方は注意しよう

職種、地域によっては国公立の大学入試並みの科目数に加えて、論文試験が課されています。

高得点を取れるに越したことはありませんが、多くの試験種では6割を取れればボーダーは超えると言われています。

満点を目指すのではなく、模試や過去問を通じて本番までに安定して6割得点できるように対策を進めましょう。

数的処理、経済学、民法を苦手とする方は多いようです。

苦手科目は基本的なことだけ要点を押さえて、その分を他の得意科目でカバーするのがおすすめです。

 
筆者は数的処理の「確率」を捨て問にしたよ

複数の教材に着手する

公務員試験に限らず、あれもこれもと複数の教材に手を出すのは禁物です。

「これを完璧にする」と自身で決めた教材を何周も繰り返して学習を進めましょう。

 
試験日から逆算して一つの科目に避ける時間を算出してみよう〜

間違えた問題部分をテキストで見直し、新しい気付きがあればそのページにメモを書くことをおすすめします。
次章に書きますが、ノートを取る時間を削減できるのと一覧性のある自分だけの教材ができるので効率的だと思います。

まとめノートをきれいに取る

私の考えでは、ノートを取ること自体は単なる〈作業であって、〈勉強〉だとは思っていません。

ノートをきれいに取る→満足が得られる→勉強した気になってしまう、というのが最悪なパターンです。

 
時間がかかる割に学習効果が低いと感じたよ

よほどのこだわりがない限り、ノートは計算問題で使用するのに留めましょう。

数的処理、資料解釈、経済学や理科など計算が必要な科目は当然のことながら、私は間違えてしまった問題の番号をメモしていました。

(実際に使用していたノート)

本番の試験では問題用紙の余白で計算や作図をするので、普段から罫線のない無地ノートに慣れておきましょう。

あくまで計算やメモで使用するだけなので、自分が問題なく読める字であればきれいに書く必要もないです。

 

【まとめ】自分に適した学習スタイルを確立しよう

学生と社会人では勉強に費やせる時間が違います。また、実家暮らしなのか一人暮らしなのかなど環境は人によって様々です。

自身の置かれている環境や生活スタイルを見つめ直し、その中で効率的に学習できる方法を確立しましょう。

 
社会人受験についての記事はこちら

試行錯誤していく過程で自分に合った勉強方法を見つけ、合格までそれを信じて継続することが大切です。

これから受験される方の参考に少しでもあれば嬉しいです。

 
最後まで読んでくれてありがとう〜応援してるよ!