【内定獲得】製薬会社MRを辞めて、公務員になろうと思った理由をお伝えします

しばらくブログの更新ができていませんでしたが、実は昨年の4月から公務員試験の勉強をしていました。

そして、2024年8月に第一志望の機関から内定通知をいただき、ようやく一息つける状況になりました。

 
公務員試験のことについては後日 執筆予定だよ〜

色々とお話したいことはありますが、今回の記事では「公務員になろうと思った理由」の部分にフォーカスを当てて記事を書いていこうと思います。

最初は同業他社での転職を考えていた

公務員を目指す前、同業他社での転職を考えていた時期がありました。

しかし、入社2年目頃の転職活動だったので経験が浅く、面接で話せるような大きな実績はありませんでした。

MR転職に特化したサイトに複数登録したり、有難いことに他社さんのMRの方からお話を聞かせていただくこともできました。

 
ご協力いただいたMRのみなさん、本当にありがとうございます。
当時、私が一番重視していたのは勤務地でした。
いくつか選考が進んだ案件がありますが、私が本当に希望していたエリアでの募集はありませんでした。
 
東京か札幌中心地を希望していたよ。
同時期に私の同期も転職を考えていて、彼は公務員を志望していました。
詳細は次の章でお話しますが、私も彼に触発されて一緒に公務員試験を受験することにしました。
 

MRから公務員になろうと思った理由5選

ここからは、私がMRを辞めて公務員になりたいと思った理由について詳しくみていきます。

全国転勤のない仕事に就きたい

私は全国転勤に否定的な意見を持っています。それなのになぜ今の会社を選んだかというと、学生時代は甘んじて受け入れようと考えていたからです。

学生時代、特に文系出身の学生は「まずは大企業への就職を目指す」という方が多いのではないでしょうか。

 
筆者もそう考えて就職活動をしていたよ。
最近は経団連が勧告を行ったり、エリア総合職での募集が増えている傾向にありますが、当時はまだ営業職の全国転勤が当たり前だという風潮でした。

正直なところ、全国転勤は嫌でしたがそれよりもとりあえず大企業に入社したいという気持ちを優先しました。
実際に働き始めると、本社研修は別として初回配属先についてもほとんど希望は聞かれませんでした。
 
初回の配属先は札幌だったよ。
札幌で社会人サークルに参加したことで新たに友人ができましたが、学生時代に東京でできた友人の方が気が置けなく、生活や仕事をする上でも東京に戻りたいという気持ちが強くなるばかりでした。
また、結婚や育児、家を購入するときのことを考えると全国転勤のデメリットしか感じられませんでした。
どうせ転職をするなら勤務地を自分で選ぶことができ、且つ引越しを伴う転勤のない仕事にしようと決意しました。
 
転勤が嫌なのが最大に理由といって過言ではないかも…

営業職以外の仕事をしたい

体力のある若い間はいいかもしれませんが、長期的に営業職を続けるのは難しいと思いました。

私の勤務する会社ではそこまでノルマが厳しくありませんが、毎日のように進捗データが送られてきます。

 
社内でも営業所によって温度差はあるみたい
業界に勤めている方であれば理解していただけると思いますが、現在は「出荷調整」の品目が多く、それに関する案内に追われていて製品PRどころではありません。
 
 
 
さらに、会社が一定の期間で設定する注力品目は、利益率が高い、在庫が過剰、販売移管された製品など売るのが難しい製品ばかりでした。
会社存続のために利益確保は必要です。しかし、そればかりに目を向けて「患者様のため」という意識が薄れてしまうことに違和感を覚えました。
 
現場と本社の意見で大きな隔たりを感じていたよ。
私は特に追補品の販売で大変な思いをした経験があります。
日々数字に追われ続けるのは精神的にも辛いだろうと考え、営業職以外での転職を目指しました。
 

ある程度大きな規模の組織に所属したい

新卒で入社したのが比較的規模が大きい会社だったため、次もそのような組織に所属したいと考えていました。

理由はいくつかありますが、人間関係と社会的信用の面からです。

〈規模の大きな組織で考えられるメリット〉

  1. 異動で人間関係をリセットできる
  2. 倒産する可能性が低い
  3. ローンを組みやすい

大きい組織の場合、同僚や上司と合わないと感じても数年で異動できる可能性があります。

しかし、人数が少ない会社の場合は長期間同じメンバーで働くことになるのでそのようにはいきません。

どちらが良い悪いというものではありませんが、他の理由も相俟って前者のメリットを強く感じました。

 
自分の適性と実現したいことを考慮しよう
終身雇用の時代は幕を閉じ、現在は大企業であっても経営不振や倒産に陥る時代です。
年々薬価が下がる傾向にあること、新薬の開発が難しいことなどを考慮すると、製薬会社においてもその可能性はゼロではないでしょう。
「大企業であれば安泰」といった妄目的な考えは持っていませんが、長期的に働ける組織に属したいと強く思っています。
 
転職には肯定的だけど、何回もはしたくないな〜
将来的には分譲マンションを購入したいと考えています。
今ままでローンを組んだ経験がないので想像の範疇に過ぎませんが、社会的影響力・信用の大きい会社であれば融資を受けやすいことは間違いないでしょう。

付随的な理由ではありますが、家や車など高額な物を購入したいとなった際はよかったと感じる日が来ることを祈ります。
 

仕事で毎日運転するストレスが溜まった

最初はドライブ感覚で楽しかった運転ですが、毎日していると徐々に運転がストレスに感じるようになりました。

その理由としては、以下のことが挙げられます。

〈運転がストレスに感じた理由〉

  1. 視力が悪化し、目が疲れるようになった
  2. 冬に雪道を運転するのが嫌になった
  3. 車を所有したいと思わなくなった

公務員試験の勉強を長時間していた影響なのか、視力が低下したことで目が疲れるようになりました。

ドライアイのためコンタクトは使えず、眼鏡は頭痛の原因になるのであまり使用したくありません。

 
裸眼でも問題なく運転できるけど、左右で視力が違うから疲れる…
雪国に配属されたことのある方は分かると思いますが、雪道を運転するのは大変です。
運転する前にまず雪かきから始まり、目的地までの所要時間は通常時の2倍ほど掛かります。
 
朝は夏より1時間以上早起きする必要があったよ。
幸い人身事故は一度も起こしたことはありませんが、車体にキズをつけてしまう程度の軽い事故が2回ありました。
修理費は経費支出ですが始末書を提出する必要があり、その度に運転はしばらくしたくないという気持ちになりました。
 

長期的に安心して働ける環境に身を置きたい

製薬業界では複数品目にわたって「出荷調整」が続いていて、製品PRどころではないのが現状だと感じています。

それに加え、薬価改定によって一部を除いて薬の価格は下がり続ける傾向にあり、原材料費の高騰で製薬会社の収益率は良い環境とは言えません。

最近ではMR不要論というような記事を目にすることがあり、実際に早期退職など人員削減を行っている会社が見受けられます。

医薬品は必要不可欠な製品ではありますが、今後何十年と会社に残って働き続けると仮定した際に不安が大きく、できるだけ若い間に転職しようと考えました。

 
若いうちの方が動きやすいって考えたよ!

一般的に製薬会社のMRは福利厚生が恵まれていると言われていますが、この点に関しては異論はありません。

しかし、私が所属している会社では昇給・昇格の基準が明確に決められてなく、定期昇給以外でいつ年収アップできるのか不透明な点も不安要素でした。

20代にしては年収が高い方だと思いますが、長期的な視点で将来のことを考えて転職を決意しました。

 

昇給・昇格の基準が曖昧だったんだ…

転勤のない地方公務員に内定先決定

結論、私は地方公務員の事務職になることにしました。

国家系でも最終合格はいただいていたのですが、転勤がないことや業務内容を考慮して辞退させていただきました。

 
勉強開始から内定まで約1年半掛かったよ〜
公務員試験は民間就職よりかなり長期戦になるので、学習管理やモチベーションの維持が大変でした。
私はMR職を続けながら受験でしたが、ストレートで内定まで辿り着くことができました。
勤務している会社や職種によりますが、学生時代より時間的な制約が多かったり、社会人は急な予定が入ってしまうこともあるのでその点では不利と言えるでしょう。
 

面接で話せることがたくさんあるのは強みに感じたよ!

仕事と勉強の両立は決して簡単ではありませんでしたが、1年半頑張ってきて本当に良かったと思っています。

 

MR退職までにやりたいこと

公務員試験で内定をいただいたのが8月頃で、実際に働き始めるのは翌年4月からです。

約1年半の間、MRとして働きながら公務員試験対策を行なっていたので、自由に使える時間がほとんどありませんでした。

 
仕事と勉強の毎日で正直大変だったよ。
退職する予定の会社と私の後任者に極力迷惑を掛けないよう、今から徐々に引継書を作成する予定です。
また、プライベートで自分がやりたいと思っていたことにも積極的に挑戦したいです。
 
引っ越す前にたくさん北海道観光したいな
時間を最大限有効活用し、自分磨きやブログもコツコツと執筆しながら生活したいと考えています。
かなり久しぶりのブログ投稿になってしまいましたが、これからも私のブログを読んでいただけたら嬉しい限りです。